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都立病院で手術


2泊3日で入院することに。

1日目は術前検診と掻爬手術の為の準備

2日目は稽留流産掻爬手術(実際の手術は40分くらい)

3日目の午前中に退院、の予定。

今の医療に関心しましたわ。反面、病棟が古かったので驚いた。 昭和初期の先生と平成デビューの若手先生。感覚が全く違ったし。

そんな平成と昭和の空間を行ったり来たりの生活だった。

近所で一番大きな病院を選んだので、安心した気持ちで向かった。 改装してだいぶキレイになったのに(特にエントランスは力が入っていた)、全改装は無理だったようで昭和の名残を数々発見。

特に水周りが未改装で残念。ああ、昭和ってこんなだったわって思う。 タイルがこんなに細かいから目地の掃除が大変じゃないの・・と思ったし、 和式トイレに必要だった面積で便座を入れてるから狭いし。

病室の壁の汚れが気になったので、拭いてみたのだけど、汚れが落ちにくい素材を使っていて (昭和の小学校がこうだったような・・)汚れが取れない。

入院の説明が婦長さんらしき貫禄の人からあったのだけど、話が噛み合わなかった。 恐らく60歳超えている様子だったので再雇用制度で働かれてるのだと思い、人不足なので有難いことだと思いつつも、 お互いの使う単語が全く解せなくて。私だって全く若くないというのに。

先ず「ネグリジェを用意してください」と言われ 。

「パジャマじゃダメですか?」と聞くと 「前が全部ボタンになっていて前が全部開くのじゃないと。」と言われた。

「ワンピース型のパジャマなら捲くればすぐ診察もできると思うんですけど・・」と言うと 「ワンピース型」という単語がネグリジェと合致しなかった様子で、受け入れられず 「一番良いのはゆかた!ガーゼの。」と言われた。

浴衣ははだけるから寝たり起きたりする時に不便だし、最近年配の方でも浴衣を着ていないし、 (後日、病棟を観察してみても、浴衣の人は皆無だった。) どうも納得いかなかったのだけど、 きっと手術後それがきっと便利なのだろうと思うことにした。 (後日、他の看護婦さんに「全く必要ない」と言われたのだった。)

そして、生理用品について 「??帯」と言っていた。単語は忘れてしまった。これでは通じないと婦長自身も感じた様で 「あれよあれ、えっと、、アンネ!」と発言した。 アンネの日記から来ているんでしょうけど。。。

こんなやり取りが行われた、平日の昼下がりであった。

一通り説明を聞き終え病院を出ると、一休みしたかったが、 ネグリジェorガーゼのゆかた探しに奔走した。

昭和のネグリジェは、一応店の片隅に存在していた。 薄い黄色やピンクや紫にマーガレットなどのお花がうすぼんやり描かれている。

こ、これは確かに、昭和の銭湯であまったるいパンピーを飲みながら、 こんなのを来ているおばちゃん達を見た!と思った。

そして当日、さっそく必要になるであろうガーゼの浴衣をテーブルの上に出しておくと、 看護婦さんが「あら若いのに珍しいわね。」と言ったのだった。

それで、私がカクカクシカジカ話すと、 「ごめんなさいね〜、必要ないわ。聞き流してあげてね〜。それにしてもよく有ったわね!」と言ったのだった。

「手術後必要なのかと思って」と言うと 手術の時は手術服があって、それを暫くは着てていいのよ。とのことだった。 実際、その手術服はタオル地でできていて、機能的で着心地が良かったので暫く着ていたのだった。


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