束の間の妊娠

初の妊娠に戸惑っているのも束の間、 心拍確認までいかず稽留流産しており 来週手術となってしまった。

軽いつわりが始まっていたのだけど なくなってしまった時に もしかしたら、お腹にもういないかもしれない、と思った。

検診の結果、流産の可能性が高くなってしまった。

生活における意識すべてが どうしても出産に向いてしまっていたから、それが急に消えてしまうと、 心にぽっかりと穴が空く。

そしてそれがブラックホールになって 自分を呑み込むような気がした。

この穴から逃げなきゃと直感して 猛ダッシュで逃げた。

他の言い方をするなら、

急カーブせざるを得なくて

必死に曲がり切ったと思ったら

道が無かった。みたいな。

事故を起こしても誰も助けてくれないから、

自分の体力が有るうちに

自力で事故現場から這い上がらなきゃ、という様な。

無理にでも前向き思考に切り替えて、どうやら成功したんじゃないかと思う。

それでも少し弱っていたので、

病院を出ると近くのお寺で久しぶりに御みくじを直感で選んだ。

「思いやりの心が乏しいと人の悪いところだけが目につく。」と。 最近、旦那に対してそうだったとです。

そしてショックを受けても 食欲がさほど落ちない私は、 豪華ランチを食べようと急いだ。

常に、がんばった私にご褒美。 褒めて伸びるタイプだ。出費が多い。

でも今回はさすがに食事がおいしいと感じられなかった。

「手術まで普通に生活してていいんだけど激痛がきたら救急車よんで運ばれて来てね」と言われているので、

病院の電話番号と担当医を書いたメモを持ち歩いているのだけど、すこぶる元気。

というか異常に良いかもしれない。

何故こんな元気なんだろうかと考えてみたら、

今までで一番食べ物に気を遣ってバランスの良い食事をしているし、

お酒も飲みたいけど我慢しているからだろうと思った。

今後もこの生活を続けられれば理想的。

昨日は、スポーツジムにも行ってダンスしてしまった。きっと医者に聞いたら、やめといたら？と言われそうな気がしたので、わざと聞かないで自己判断で血行促進のために行ってしまった。快調だった。